スマートフォンで音楽を聴いたり、充電をするために、車に取り付けている車用のマグネットホルダー。
構造としては、車のダッシュボードとかに取り付ける土台パーツに強力な磁石が備わっており、付属のメタルプレート(金属の板)を取り付けたいものに貼り付けることで、磁石の力を使って固定しています。
このタイプのホルダーの良いところは、場所を取りにくかったり、取り外しが簡単なところにあります。
あとは、土台パーツ側の支えられる範囲内で、メタルプレートが貼り付けられる物であればどんな物でも固定できちゃう自由度の高さも強みですね。
ただ、欠点としては「メタルプレートを貼り付けなければいけない」という点が挙げられます。
機種変更で新しいスマホになった時や、家族や友達のスマホを取り付けたい時には不便に感じました。
そこで、マグネットホルダーの長所をなるべく損ねないようにしながら、メタルプレートを貼らなくていいホルダーを作ることにしました。
用意するもの
用意するものは以下の通りです。
- 車載スマホホルダー(シールタイプ) ※セリアで購入
- 車用スマートフォンホルダー(スライド式ホルダー) ※セリアで購入
- ニッパー(できればリューター&切削用ピット)
- 紙やすり(#320くらい)
- カッター
複数のスマホ用ホルダーのパーツを加工し、組み合わせて作るイメージです。

3番以降の道具が調達できていれば材料費は200円(税抜き)です♪
僕の場合は、既に車に土台パーツが取り付けてあり、メタルプレートが欲しかったがために1番のホルダーを購入しています。
土台パーツが無いのであれば、1番のホルダーだと角度調整ができないので、代わりに角度調整ができるマグネットホルダーを購入する方が使いやすいです。
あとは購入したホルダーの各パーツを加工するための道具を用意します。
パーツをカットするためのニッパー、できればリューターで削りながらカットできると楽です♪
紙やすりはカットした後の断面を整えるために使います。粗目な#320(320番)あたりの紙やすりがいいと思います。
カッターはメタルプレートの剥離紙をカットするのに使います。
作り方
まずはスライド式ホルダーのパーツを加工していきます。
こちらは土台、スライド式ホルダー、接合パーツの3つに分解することができます。

加工に使うのはスライド式ホルダーです。まずはホルダーの裏側の爪部分をカットします。
ニッパーでもできなくはないですが、リューターと切削ピットがある人はそちらを使って大胆に削り取ってしまう方が楽でした。

スライド式ホルダーの裏側の爪がある程度削り取ることができたら、紙やすりを使って磨いていきます。
粗目の紙やすりになるので、ある程度デコボコが無くなるレベルにはなります。

#320の紙やすりを使ってある程度綺麗になりますが、より綺麗に仕上げたい場合はより細かい目を使って磨いていけば、元の光沢が出ているレベルまで磨くことも可能でしょう。
磨いた後はウェットティッシュなどで削りカスを拭い取り、ティッシュなどで湿り気を取っておきます。
スライド式ホルダーの裏側を平らにすることができたら、あとはメタルプレートを貼り付けるだけです。
購入したシールタイプのホルダーに付属するメタルプレートは、スライド式ホルダーよりも幅が大きいため、必要箇所の剥離紙だけ剥がせるように加工します。
要は、ホルダーの横幅に合わせて剥離紙をカッターで切っておきます。
貼り付けた後はこのような感じです。

剥離紙が見えていますが、そんなに目立たないし、スマホをセットしたら隠れてしまいます。気になるなら、はみ出た部分に合わせてカッティングシートとか貼り付けると良いでしょう。
あとはメタルプレートのフィルムも剥がしたらOKです。

取り付けてみた
実際に、既に車のダッシュボードに付けている土台パーツに取り付けてみました。

今までは、スマホケースにメタルプレートを貼り付けたものを固定していましたが、スライド式ホルダーを設けることでメタルプレートをわざわざ用意しなくても良くなりました♪
向きも角度も従来通り自由自在ですし、しっかりマグネットで固定してくれます(^^)
残りのパーツも有効活用
せっかくなので残りのパーツも有効活用しました。

といっても、残っていた土台パーツを加工し、シールタイプのマグネット土台を貼り付けただけですが(笑)
こちらは家に置いておき、YouTubeとかの視聴用のホルダーにしたいと思います(^^)
実際に固定してみましたが、しっかりバランスも取れていました♪

縦向きにしてもバランスが崩れることはありませんでした。

ちょっとした加工でより使い易く。
また良さげなアイデアがあったら発信していきます!